毎晩

俺の部屋は安アパートで、ボロい。

そのせいか、毎晩オナニーするはめに。

最初は気付かなかったのだが、

ある日、仕事で疲れ、早めに寝ようとテレビを消し、

布団に入った。

いつもはテレビを見ていたので気付かなかったが、

その時は、隣の部屋から、人の声が聞こえたのである。

「気持ちいいよ。」

「もっと、して。」

「あっ、また、イっちゃう。」

「すごい、すごく気持ちいい」

その言葉からして、男女がセックスしていたのである。

そんな言葉を聞かされては、俺も自然に勃起し、

セックスをしたくなるが、ここは、オナニーで、

場をしのぐしかない。俺はオナニーでイってしまった。

次の日も、また、次の日も同じ時間帯になると聞こえてくる。

「早くオチンチンいれて。」

「あっ、気持ちいい。」

「今日も中に出すよ。」

「いいよ。私の中にあなたの精子いっぱいちょうだい。」

「あっ、ドクドクいって気持ちいい。」

「いっぱい出てるのわかる。」

「ねぇ、もう一回しよう。私の中に、また、いっぱい精子出して。」

「いい、気持ちいい、すごくいい、また、イっちゃう。」

隣の部屋では毎晩、中出しセックスで楽しんでいるのに、

俺はいつもオナニー。

部屋を引っ越そうか、どうか、今迷っている。